トッピクス2013/08/11   トピックス案内へ戻る

「沖縄報告」

★その1.「オスプレイ2機追加配備」

 岩国基地に一時駐機されていた追加オスプレイ12機のうち、2機が3日(土)午後4時半すぎに普天間飛行場に到着した。米海兵隊は当初3日に4機移動させると説明していたが、なぜか2機しか飛来しなかった。

 昨年10月にオスプレイ12機が配備された後、県は日米合意の運用ルールや安全確保策に違反する飛行が318件もあると、防衛省に指摘したが、防衛省は「合意違反の確証は得られていない」と、違反実態を隠しオスプレイは安全だと言う国民への印象操作をおこなっている。

 沖縄県民は違反だらけのデタラメな訓練をしているオスプレイの飛行を見ているので、7月中旬の県民世論調査でも8割超がオスプレイ配備に反対している。


 

★その2.「ゲート前抗議活動で初の逮捕者」

 3日(土)朝7時、市民グループのメンバーはいつものように(もう11カ月目)普天間飛行場野嵩ゲート前での抗議活動をおこなった。

 今日はオスプレイ追加配備で、岩国から4機のオスプレイが移動してくるということで、約60人のメンバーが座り込みをして、ゲート入り口を一時封鎖した。

 8時半ごろ、県警機動隊が米軍車両の通行妨害になるとの理由で、強制排除に乗り出した。機動隊員が座り込みメンバー一人一人をゴボウ抜きにして排除し、警察車両に脇に監禁した。

 機動隊員は座り込みメンバーの手足を抱きかかえて排除。ゲート入り口付近で両者が激しくもみ合う場面が続き、現場は一時騒然となった。

 その際、座り込みメンバーの1人が、機動隊員の制服のボタンを引きちぎるなどの暴行を加えたとして、公務執行妨害の疑いで逮捕された。

 座り込み市民グループは、さっそく午後2時から宜野湾警察署に集まり、不当逮捕と早期釈放を求めて抗議の声を上げた。

 本人と接見した弁護士も「逮捕された時に暴行を受けたと言っている。不当逮捕で早期釈放を求めていく」と述べる。

 

★その3.「米軍ヘリ墜落」

 3日4日5日と毎日朝から夕方まで野嵩ゲート前で「県民会議」が中心になったオスプレイ配備反対の抗議活動を展開した。連日の活動、猛暑でもあり皆さんクタクタであった。

 そんな5日(月)午後4時半ごろ、米軍ヘリが墜落したとの連絡があり、抗議活動参加の皆さん、驚きとともに怒り・怒り・怒りの声を上げる。

 米空軍嘉手納基地のHH60救難ヘリコプター2機がキャンプハンセン上空で訓練中、1機が墜落炎上し山火事が発生。搭乗員3名は救助されたが、1名は死亡。墜落現場は民家からたった2kmの地点。宜野座村は基地内の墜落現場近くにある大川ダム(村民の水源地)からの取水を中止する。

 今回も幸いにも民間住宅への墜落ではなかった。5月にも空軍F15戦闘機が海に墜落しており、県民には「いつか自分のところに」と言う墜落の恐怖が強まっている。

 復帰後、県内で発生した米軍機の墜落事故は45件目で、うちヘリの墜落事故は17件目である。

 この米軍ヘリ墜落事故を受け、在沖海兵隊は日本政府からの要望を尊重して、岩国に駐機しているオスプレイ10機の普天間への移動を延期すると発表した。(現地Eからの報告)

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