トピック2014/7/2 (ワーカーズ会員の声ブログより転載)
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海外戦争ロード 今からでも阻止できる!
歯止めができた?それとも外れた?
安倍政権は、国民の総意を問うこともなく閣議決定という比較的簡便な方法で、集団的自衛権行使、集団安全保障に基づいて海外での戦争の道を開いたかに見える。
このような自民党と公明党の国民無視の行動をあらためて非難する。
安倍内閣決定は「軽い」
今回自民党は、悲願の「憲法改正」を断念して、コソコソと「閣議決定」で同じ効果をねらったのだ。
ところがどっこい。安倍氏は、内閣の「解釈」がこれからも簡単に変化しうると言う先例をつくった。これは今回の決定が「取り消されうる」し、自衛隊法その他の関連法の改正も、「憲法改正」でないがために簡単でないことを予感させている。今からでも、戦争ロードは阻止できる。
今回は、大衆行動や世論のもりあがりが、政治に影響を与えている事をまざまざと示した。追い込まれたのは自公の反動派だ。
公明は底なしの堕落へ
「平和」と「福祉」をうりものにしてきた公明党の裏切りも明白になった。
与党病というのが、骨髄までしみこんでいるようだ。
公明党は「歯止めはかけた」というが、海外での軍事行動は不可、という戦後日本の「国是」をひっくり返しておいておとぼけもいい加減にしてほしい。与党のイス、大臣のイスのほしさに公明はあえなく屈服したのだ。
大衆運動が「歯止め」をかける
首相は記者会見で「いままでの3要件とほとんど同じ。憲法の規範性をなんら変更するものではなく、新3要件は憲法上の明確な歯止めとなっている」と強調した。
ものは言いようだ。国民をいつまでだませるつもりなのか?
これまでの政府の3要件には「我が国に対する急迫不正の侵害があること」という条件があり、日本は個別的自衛権しか認められないとされてきた。新3要件は「他国に対する武力攻撃」を含んでおり、集団的自衛権を明確に認めた点で全く異なる。
さらに首相が「歯止め」と言う新3要件は抽象的な文言で、ときの政権がいかようにも判断できる余地を残している。(朝日7/2)。
大衆行動がいよいよ重要になってきた。
首相は「日本が戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなっていく」とした。
平和ぼけというのは安倍首相のことだ。現代の複雑で危険な国際情勢は、単純に軍事力で解決できない。イラクやアフガン情勢でそれは証明済みではないか。日本の海外軍事展開は、さらなる不安定要因となる。
粘り強い、政治的経済的な長期の折衝や支援こそが、いまの日本と世界の「平和」維持には必要なのだ。(竜)
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